『星の王子さまと作者からの人類への贈り物』ご紹介
「人の命は何よりも大切なのです」
星の王子さまの声が聞こえてきた。
なにやら怒っているような口ぶりだ。
作家で操縦士のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(愛称サン=テックス1900年6月29日~44年7月31日)との二人旅がまた始まったようだ。
ウクライナ戦争のせいである。
世界戦争の空気が漂うなか、ロシアの大統領の命令で市民が虫けらのように命を奪われている。国際軍事法廷でウクライナ市民を銃殺したロシア兵が無期懲役の判決を受けた。市民の命を奪うことを命じた大統領もいずれ責任が問われるそうだが、法廷はどのような判決を下すだろうか。
このために人間の命が尊いことを書き続けた星の王子さまの作者、サン=テックスのことが思い出されて、その考察にたいする評価が高まっている。
ロシアは北海道周辺でも実戦さながらの軍事演習を繰り返している。中国とともに日本列島上空を戦略爆撃機の翼を並べて飛行し、日本海の潜水艦からミサイルを発射するところまで脅しをエスカレートさせてきている。ロシアはウクライナ情勢と連動して極東アジアでも侵略作戦ができることを誇示したいらしい。
小池百合子都知事はついに東京都内の地下鉄の地下駅を、有事の避難場所に利用する準備に踏み切った。
あり得ない悲劇は日本にも起こり得るというのか。日本をウクライナ化させてはならない。何としても食い止めなければならない。
この世に尊い命を授かって生まれてきた人間をかくも軽んじるのみならず、核兵器を弄ぶロシア大統領らと戦うときがきたようだ。
生前のサン=テックスは人間のあるべき生き方を説いて、領土拡張主義者を粉砕するよう呼びかけている。これに習って私たちも、人類の敵をノックアウトして地球の未来を守り抜こうではないか。
一心同体の星の王子さまと作家サン=テックスが、大きな働きをするのはこれからのように思われる。
横山三四郎

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