北海道を護れ!
【新刊発売中】国際ビジネスリゾート
北海道共同体(HÚ)
EÚにまなぶ試案です
横山三四郎著、発売中の新刊について、「はじめに」をご紹介いたします。
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はじめに EUに習う北海道共同体(HU)試案
ウクライナ情勢がどのように推移しようとも、日本列島を巡る国際緊張はこれまで以上に悪化する見通しになった。
ウクライナにはロシアの極東・シベリア管区の軍も動員されていて、重戦車が自在に走れる凍土が溶けだす前、冬の間に決着を目指すと予測されている。
地の利を得、準備万端整えたロシア軍は、戦端が開かれたら短期間にウクライナ全土を制圧して、同時に亡命政権のロシア支持者による占領統治体制を発表する手はずのようだ。
このような速攻で固められてしまったら、押し戻すことは難しい。実際問題として米軍とNATO軍は、ロシア軍の部隊がさらに東欧諸国に進軍しないようにするくらいが精一杯ではないだろうか。
ロシアの文豪トルストイが若き日に書いた黒海の要塞セバストポリの陥落ルポを読んで報復に燃えるロシア兵の戦意の高さを、アメリカ側はつかみそこなっているのではないかと心配になる。
にらみ合いと外交交渉が長引いてアイスバーンの地面が溶けてしまったら、得意の重戦車作戦による速攻ができなくなる。そのときはロシアは戦略を変更して長期戦に出るかもしれない。そして不要になった極東軍を、ほかの部隊とともにウラジオストックを中心とする極東一帯に送ってくることが考えられる。
ロシアが速攻でウクライナを席巻することに成功したらもっと危ないだろう。クレムリンは台湾有事にからめて日本をいただこうと中国と軍事演習を繰り返してきた。ウクライナで用済みになった軍隊や重戦車もろとも極東管区に送ってこないという保証はない。ロシアは南下政策を国是として、隙さえあれば居座って引き揚げないことはよく知られている。
ウクライナと台湾の同時攻撃のシナリオも散見されるけれども、実際に軍隊を移動させるには時間がかかる。日本の北方にロシア軍が新しい布陣を敷くには1年くらいかかるだろう。
日本としてはその前に先手を打ちたい。以下のような秘策がある。
北海道共同体(HU)試案
COP26の人々に、北海道の公有地を避暑地として80年間 無償貸与する
移住希望者が殺到して、国際ビジネスリゾートとしての大繁栄が始まる
中露も占領よりは、平和と繁栄を選んで極東アジアの国際緊張が緩む
モデルはヨーロッパの欧州共同体(EU)である。
創設者のコニャック商人ジャン・モネは、戦争の原因が国家主権のごり押しにあると考えてEUを創設、3度の全面戦争を行ったドイツとフランスから国家主権を取り上げて勝手に戦争ができないようにしてしまった。EUはこの功績で2012年12月、ノーベル平和賞を授与されている。
国家主権は戦争の原因にもなるけれども、案外に柔軟な側面も持っている。またしてもの世界大戦がささやかれる今日、私たちは可能な限り、用意周到に先回りして備えたいものである。
有限会社 eブックランド
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